未経験の専業主婦がヘルパーに!?50代から始める介護職の魅力と転職のポイント

人生100年時代と言われます。

50代専業主婦として日々家庭を支えてきたあなた、そろそろ新しいチャレンジを考えてみませんか?

家事や育児で培った経験は、実は介護職でも大いに活かせるスキルです。

このブログ記事では、未経験でも安心して始められる介護職の魅力や具体的なスタート方法、心構えについて詳しくお伝えします。

「もう遅い」と思う必要はありません。

50代だからこそ、心に響くケアができるのです。

新たな一歩を踏み出す勇気を持ち、一緒に新しいキャリアの可能性を探ってみましょう!

専業主婦がヘルパーに!?50代から始める介護職の魅力と転職のポイント

専業主婦がヘルパーに!?50代から始める介護職の魅力と転職のポイント

50代専業主婦がヘルパーとして新たな一歩を踏み出すことは、決して遅すぎる決断ではありません。

むしろ、人生経験や家庭での実践力を活かして、介護職という新たな道を進むことは、多くの喜びややりがいを見つけるチャンスでもあります。

介護職を選ぶ理由・魅力

1. 人手不足による需要の高さ

介護業界は慢性的な人手不足に悩まされています。

これは、介護を必要とする高齢者が増加している一方で、介護職に従事する人が不足しているためです。

厚生労働省の推計によると、2025年には介護職員が約32万人不足、2040年には約69万人も不足するとされています。

未経験者でも歓迎される環境が整っているため、50代でも挑戦しやすい職種です。

2. 年齢・性別問わず募集がある

介護職は年齢や性別を問わず働ける仕事です。

特に50代の方は、利用者と年齢が近いため、共感しやすくコミュニケーションが取りやすいというメリットがあります。

利用者との信頼関係を築きやすい点も大きな魅力です。

3. 長期的に安定して働ける

介護職はライフスタイルに合わせた柔軟な働き方が可能です。

パートタイムやフルタイムなど、自分のペースに合わせて働けるため、家庭との両立も図りやすいです。

また、介護職は社会的にも需要が高く、長期的なキャリアを見込める安定した職業です。

柔軟な働き方の例

  1. パートタイムからスタート
  2. 日勤のみの勤務。生活リズムを安定させる
  3. 週3〜4日勤務。体力に余裕をもたせる

4. 介護職の給与事情を解説

介護職の給与は、勤務地や施設の種類、職種、経験年数などによって異なります。

厚生労働省の調査によると、令和5年(2023年)における介護職員の平均年収は約372万円です。

内訳としては、基本給が約316万3,000円、賞与が約55万円となっています。

参考:令和5年賃金構造基本統計調査

近年は介護業界の人手不足が深刻化しているため、給与水準も上昇傾向にあります。

経験やスキルを積むことで、より高い給与を得ることができます。

未経験からのスタート

1. 未経験でもできる仕事

介護職には多岐にわたる職種があります

  • 生活援助
  • 介護助手
  • 送迎サービス
  • 事務系業務

例えば、生活援助は掃除や洗濯、食事の準備など、家庭内の家事をサポートする仕事です。

食事介助利用者が安全に、おいしく食事を摂取できるようにサポートします。
入浴介助利用者が安全に入浴できるように、身体介助や声かけを行います。
排泄介助利用者が清潔に排泄できるように、身体介助や声かけを行います。
更衣介助利用者が衣服を着脱できるように、身体介助や声かけを行います。
起床・就寝介助利用者が安全に起床・就寝できるように、身体介助や声かけを行います。
服薬介助利用者が正しく服薬できるように、服薬指導や声かけを行います。
健康状態の観察利用者の体調や様子を観察し、必要があれば医師や看護師に報告します。
生活相談利用者の悩みや不安を聞き、相談に乗ります。
レクリエーション利用者が楽しめるように、レクリエーション活動の企画・運営を行います。
相談・コミュニケーション利用者や家族との対話、心のケアを行います。

介護助手は、資格がなくてもできる簡単なサポート業務を担当します。

未経験でも始めやすい職種がたくさんあります。

2. 前職の経験を活かせる

介護職は、前職の経験を生かせる仕事です。

例えば、以下のような職種で培った経験が介護職で活かせます。

接客業利用者とのコミュニケーション能力
事務職記録や書類作成能力
医療職医療に関する知識
子育て子育て経験による思いやり

介護職は、幅広い知識やスキルが求められる仕事です。

前職で培った経験を活かすことで、より早く仕事に慣れることができます。

3. 資格取得の重要性

介護職では、資格があると仕事の幅が広がります。

未経験者でも取得しやすい資格としては、

  • 介護職員初任者研修
  • 実務者研修

があります。

これらの資格を取得することで、専門的な知識や技術を身につけることができ、自信を持って業務に臨むことができます。

具体例:介護職員初任者研修

介護職員初任者研修は、介護の基本を学ぶための入門的な資格です。

研修では、身体介護や生活援助の方法、介護保険制度の基本などを学びます。

修了後には、介護現場での実践的なスキルを身につけ、より安心して介護職に取り組むことができます。

50代介護職に求められるスキルと心構え

1. 健康であること

介護は体力が求められる仕事です。

日常的に利用者を支えたり、移動のサポートをしたりするため、自分の健康管理が重要です。

適度な運動バランスの取れた食事十分な休息を心がけましょう。

2. コミュニケーション能力

介護職では、利用者やその家族とのコミュニケーションが欠かせません。

利用者の体調や気分を把握し、適切な対応をするためには、良好なコミュニケーションが必要です。

また、同僚や上司との連携も大切です。

チームで働くことが多い介護現場では、情報共有や協力が欠かせません。

3. 柔軟性と学ぶ姿勢

介護の現場は常に変化しています。

新しい介護技術や方法が導入されることも多く、常に学ぶ姿勢が求められます。

柔軟に対応し、新しい知識やスキルを積極的に取り入れることで、より質の高い介護サービスを提供することができます。

4. 介護職に向いている人の特徴まとめ

介護職に向いている人は、以下のような特徴があります。

人が好きな方利用者の方と接することが多いため、人が好きで、相手のことを思いやれる方が向いています。
思いやりのある方利用者の方の立場に立って考え、思いやりのある対応ができる方が向いています。
コミュニケーション能力の高い方利用者や家族、同僚と円滑にコミュニケーションを取れる方が向いています。
体力のある方利用者の方の身体介助を行うこともあるため、体力のある方が向いています。

おすすめの職場とキャリアプラン

1. 未経験者におすすめの職場

介護職の中でも、デイサービスやグループホーム比較的負担が少ない職場です。

デイサービス日中のみの勤務が多く、夜勤がないため、体力的な負担が少なく働きやすい
グループホーム少人数の利用者を対象とした施設で、家庭的な雰囲気の中で働くことができる
訪問介護利用者の自宅を訪問して生活のケアを行う仕事で、勤務時間の融通が利きやすい

他にも、介護施設には様々な種類があります。

  • 特別養護老人ホーム:介護度が高く、日常生活が困難な方が入所する施設
  • 有料老人ホーム:介護度が比較的低い方が入所する施設
  • 介護老人保健施設:要介護の方が在宅復帰を目指し、リハビリ、介護・医療ケアを行う施設

2. キャリアプラン

介護職では、キャリアを積むことで専門職へのステップアップが可能です。

1〜3年目基本的な業務を習得
4年目以降介護福祉士といった専門職の資格取得を目指す
ステップアップ例

これにより、より専門的な知識や技術を身につけ、キャリアアップを図ることができます。

介護職への転職の不安と対策

介護職への転職の不安と対策

1. 仕事が覚えられない不安

介護職には多くの業務があり、初めは戸惑うことも多いでしょう。

仕事を覚えるためには、メモを取ることが効果的です。

また、大きな仕事を小さなタスクに分けて覚えることで、徐々に慣れていくことができます。

2. 力仕事に自信がない

介護職には力仕事が多いと思われがちですが、力仕事が少ない職種もあります

例えば、介護助手や生活援助の仕事は、力仕事が少なく、未経験者でも挑戦しやすいです。

また、正しい体の使い方を学ぶことで、無理なく仕事をこなすことができます。

3. 高いコミュニケーションスキルの必要性

介護職ではコミュニケーションが重要ですが、初めは不安に感じることもあるでしょう。

同僚や上司とのコミュニケーションを大切にし、サポートを受けながら成長していくことで、自信を持ってコミュニケーションができるようになります。

4. 介護職の仕事を見つけるために

介護職の仕事を見つける方法は様々あります。

  • ハローワーク:介護職の求人情報が多数掲載されている
  • 転職エージェント:希望に合った介護施設を紹介してくれる
  • 介護求人情報サイト:様々な介護施設の求人情報が掲載されている

介護施設の雰囲気や情報を詳しく聞いたり、未経験でも働ける職場を探すなら、専任のアドバイザーがついてくれる転職エージェントの利用がおすすめです。

介護施設を選ぶとき、またはアドバイザーに相談するときには、以下のポイントを考慮しましょう。

利用者層自分が介護したい利用者層の施設を選ぶ。未経験者おすすめの職場を選ぶ。
シフト制の有無自分のライフスタイルに合ったシフト制の施設を選ぶ
給与・福利厚生給与や福利厚生が充実している施設を選ぶ
人間関係人間関係が良好な施設を選ぶ

実際の体験談

1. 無資格・未経験からのチャレンジ

Aさんは、50代で介護職に転職しました。

無資格・未経験からのスタートでしたが、人から感謝されることにやりがいを感じ、日々の業務に励んでいます。

最初は戸惑うことも多かったものの、先輩のサポートや研修を通じて徐々に自信を持つようになりました。

2. 理想の働き方を求めて

Bさんは、派遣を通じて様々な施設で働く経験を積みました。

異なる施設での経験を通じて、自分に合った働き方や職場環境を見つけることができました。

現在は、自分にぴったりの職場で充実した毎日を過ごしています。

3. やりがいのある仕事に就けて本当に幸せ

「私は長年専業主婦でした。子育てが一段落して、『これからは自分のために働きたい』と思ったんです。でも、ブランクが長くて一般企業への就職は難しいかな…と悩んでいました。

そんな時、地域の介護施設でボランティアを始めたんです。そこで、介護の仕事に出会いました。主婦業で培った家事スキルが活かせること、人の役に立てることに魅力を感じて、介護職員初任者研修を受講しました。

最初は、仕事を覚えるのに苦労しました。でも、『分からないことは素直に聞く』という姿勢で臨んだら、周りの方々が親切に教えてくれて。今では、新人さんに教える立場になっています。

年齢のことは全く気になりません。むしろ、人生経験が豊富なことで、利用者さんとの会話が弾むんです。昔の話で盛り上がったり、同世代ならではの共感ができたり。

今、私は週3日パートで働いています。家庭との両立もでき、やりがいのある仕事に就けて本当に幸せです。50代からでも、新しいキャリアを築けるんだということを、身をもって実感しています。」

まとめ

50代からの介護職への転職は決して難しいことではありません。

未経験からでもスタートできる職種が多く、ライフスタイルに合わせた働き方が可能です。

健康管理とコミュニケーション能力を大切にし、柔軟に対応することで、充実した介護職ライフを送ることができます。

今までの人生経験を活かし、利用者に寄り添った介護を提供していきましょう。

あなたの新しい挑戦が、より豊かな人生をもたらすことを願っています。

ライター紹介

おーすけ

おーすけ

パニック障害持ち。HSP気質。介護施設の元・事務職員。現在は業務委託で在宅作業。介護施設で介護職員や看護師の苦労を目の当たりにし、IT化による業務効率化を支援してきました。しかしながら、他人の目を過剰に意識して「ええかっこ」をしようとして仕事を限界以上に抱え込み自身が体調を崩して退職。介護士や看護師の方々には尊敬の想いしかありません。このブログで発信する情報が何かの役に立てばと願っています。脱「ええかっこしい」でゆる~く楽な生活へ。(資格:日商簿記2級、ITパスポート)

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