看護師のイライラ。現場で直接関わる側とそうでない側の絶望的距離感。暴言や無理難題など押し付けるな!

看護師のイライラ

皆さん、こんにちは。

今日の話題は、看護師として働く中で感じることがあるかもしれない、イライラや絶望的な距離感。

そして、そこから「なんで働いているのかわからなくなる」という虚無感についてまとめてみました。

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看護師の職場はイライラが前提のような悩ましい環境。
どこの現場も余裕がないので、自分なりの対処法を見つけることが重要に。
ぜひ以下の記事をご覧になってみてくださいね。

看護師現場での問題点、理解不足

「もっと早く行動しなさい」「なぜこんなに時間がかかるの?」

看護師として働いていると、こんな指示や言葉に時折遭遇します。

病院内で働く者全員が理解しているわけではない、私たちの時間や能力の限界に対する理解不足。

それがストレスとなり、イライラの原因となります。

理解不足を解決するするためにできること5選

忙しい看護師の仕事現場で相手に時間を作ってもらうようなアプローチはハードルが高いかもしれません。

しかし、問題を放置して自分のイライラがマックスに達してしまうよりは改善の一歩となる行動が大切になる場面があります。

以下参考にしてください。

共有会議の設定

上司との定期的なミーティングを設けて、自分たちの業務の内容や困難を共有します。

具体的なエピソードを交えて説明することで、理解を深めてもらうことができます。

 

上司に業務同行を依頼

上司に自分たちの業務に同行してもらうことで、直接経験してもらうという方法です。

現場の雰囲気や緊張感を実感してもらうことで理解を深めてもらえます。

「百聞は一見に如かず」です。

 

研修の提案

看護師の業務についての研修会に上司・関係者を誘うという方法もあります。

現場で直接関わっている看護師の仕事の厳しさや重要性を理解してもらうことが可能です。

 

フィードバックの活用

上司からの評価だけでなく、自分たちからもフィードバックを行いましょう。

看護師としての視点からの意見や感じた困難を具体的に伝えることで、上司の理解を深めるきっかけになります。

 

専門家の意見を共有

看護師の業務について語った記事や、看護学の専門家の意見を共有することで、客観的な視点から看護師の仕事を理解してもらうことも有効です。

 

 

現場対応にずっと従事する看護師とそこに関わらない人との絶望的な距離感

現場で直接働いている私たちと、それ以外の人々との間に生じる距離感は、時に絶望的に感じられます。

特に病院の管理職や医師、患者やその家族から見えない苦労やプレッシャーがあります。

それはまるで、看護師という仕事が常に理想的に機能すべきという前提があるかのよう。

しかし、私たちは人間であり、限界があります。

 

暴言、暴力、無理難題。

どうせ言ってもわからないだろうという「あきらめ感」。これが精神的にきついのです。

 

ネガティブ思考の解消につながる3つの方法

ポジティブな事柄に焦点を合わせる

ネガティブ思考はしばしば特定の問題や困難に対する過度な焦点から生じます。

そのため、意識的に自分の周りにある良い事柄や成功体験に焦点を合わせることで、思考のバランスを取り戻すことができます。

毎日、自分が感謝できる3つのことを書き出すことから始めてみてください。

 

瞑想やリラクゼーションテクニックを活用する

ストレスや不安はネガティブな思考を増幅させます。

瞑想や深呼吸、ヨガなどのリラクゼーションテクニックを定期的に実践することで、心身をリラックスさせ、ネガティブな感情を和らげることができます。

 

自分の思考に疑問を投げかける

ネガティブ思考はしばしば現実よりも悪い状況を描く傾向があります。

思考が膨らんだ時には、その真実性に疑問を投げかけ、事実と感情の間に距離を置くことが重要です。

例えば、「本当に全てがうまくいかないのか?」、「失敗が必ず未来の成功を阻害すると言えるのか?」などと問いかけてみましょう。

 

これらの方法は即効性があるわけではありませんが、継続的に行うことで思考パターンを変え、ネガティブな思考を減らすことができます。時には専門家の助けを借りることも大切です。
心理療法やカウンセリングは、根深いネガティブ思考を改善する効果的な手段です。

 

 

虚無感へのつながり。看護師を辞めたくなる?

これらの事情が重なると、「なんで看護師として働いているのかわからなくなる」、そんな虚無感に襲われることもあります。

私たちは誰かのため、そして社会のために尽力しています。

しかし、それが認識されず、見えない部分で無理難題や非難が降りかかると、その理由が見えなくなってしまいます。

 

看護師への無理難題事例

  • 体調管理をしっかりしろ!インフルエンザやコロナにかかるな!
  • 家に定期配達を頼んでる新聞とかヤクルトを入院中は中止にしといて
  • 夜中の2時に呼び出され、片道1時間かけて職場へ。その処置が終わればすぐに帰される。で、朝方にぶっ倒れるように布団へ。
  • 右も左もわからない新人ナースさんへ「自分で考えろ」としか言わない看護師長。教育軽視か…
  • 夕方17:30に出勤して当日指示変更をする医者。自分の思い通りに動かなかったら患者の前で怒鳴られる。
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対策と前向きな視点

しかし、絶望感に囚われるのではなく、上記に示したアドバイスも含めて問題に対処するための手段を探しましょう。

コミュニケーションを取ること、自己ケアを大切にすること、仲間との連携を深めること。

それらが助けとなります。看護師が「イライラする仕事現場」を乗り切るためにはまず自分を大事にし、そして仲間を作ってください。

対策 説明
自己ケアの重要性を認識する 自己ケアは看護師のストレス管理に不可欠です。適切な睡眠、栄養、運動、リラクゼーションを心がけましょう。
ストレスのサインを理解する イライラやストレスの兆候を認識し、それが身体や心に及ぼす影響を理解します。早期に対処することが大切です。
メンタルヘルスのサポートを受ける 心理的なサポートを受けることは健康なメンタルヘルスを維持するのに役立ちます。カウンセリングやサポート窓口を利用しましょう。
(参考:看護職のためのメンタルヘルス相談窓口 – 日本看護協会
タイムマネジメントを向上させる 仕事のスケジュールを効果的に管理し、タスクを優先順位付けることで、業務負荷を軽減します。
コミュニケーションスキルを向上させる 患者や同僚・上司とのコミュニケーションスキルを向上させ、難しい状況で冷静に対応できるようトレーニングを受けます。
ストレス発散方法を探す ストレスを発散する方法を見つけ、趣味やリラックスのための活動を楽しむことで、イライラを軽減します。
同僚とのサポート関係を築く 同僚と連携し、お互いのストレスを分かち合い、助け合うサポート体制を築きましょう。
フィードバックを活用する 患者や同僚からのフィードバックを受け入れ、自己成長に役立てます。建設的なフィードバックはスキル向上につながります。

 

 

私たちが働く意味は、社会に貢献し、誰かの命を救い、その人の苦痛を和らげることにある。

この大切な使命を忘れず、同僚と共に乗り越えていく力を持つことが大切です。

看護師として働くことの価値は、他者の理解を超えています。

私たちは、その信念を胸に、困難を乗り越えていけるのです。

 

 

まとめ

どんなに厳しい状況にあっても、私たちは一人ではありません。

看護師として働く皆さんが抱える問題や苦悩は、決して無視されるべきではありません。

みんなで一緒に考え、対策を練り、その絶望的な距離感を乗り越えていきましょう。

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